2011年4月29日金曜日

餌としてのワラジムシの有用性

to use isopods as a diet of variety of reptiles

爬虫類両生類を飼育しているとどうしてもぶち当たるのがこの、餌の問題です。
ヨーロッパイエコオロギやフタホシコオロギ、ミルワーム、ジャイアントミルワーム、レッドローチ、デュビア。。。 様々な生物が餌として利用可能になっており、また通販でいつでも入手可能な状況です。

今回は餌としてのワラジムシについてワラジムシの栄養なども考えながら書いてみようと思います。
ワラジムシといえば庭先で大きな石をひっくり返したりするとまさにワラワラいる虫ですね。
ダンゴムシとは丸まるか丸まらないかで違います。

めちゃくちゃ採集がしやすく、また繁殖についてもプラケなどにある程度の個体数を入れておけば勝手に増えてくれるので、餌代に悩ませられる必要もありません。また、デュビアやコオロギよりも見た目的にもまあおとなしく、その点でも良いかもしれません。

英名では、Isopods,Sowbugs,Pillbugsなどいろいろな呼び方があるようです。

今回は海外では著名なThat Reptile Blogを参考にさせていただきました。
http://blogs.thatpetplace.com/thatreptileblog/2008/10/06/terrestrial-isopods-sowbugs-pillbugs-potato-bugs-as-food-for-captive-reptiles-and-amphibians/
こちらの投稿です。
ワラジムシを餌に使うことについてを良い方向から捕らえており、すごく参考になりました。

訳するとこんな感じです。

「ワラジムシは甲殻類なので、昆虫に含まれていない様々な栄養素を含んでいます。
また、ワラジムシは何でも食べるので、栄養のあるものを食べさせることによってその栄養価を高めることも可能です。また、ワラジムシはテラリウムの中でコオロギやワームの死骸などを分解してくれるため、その点でも素晴らしい。
しかし、彼らはキチン質(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%81%E3%83%B3%E8%B3%AA
を大量に含んでいるため、単独の食事としては用いないほうがいい。」

だそうです。
結局栄養価としてはキチン質が高く、またよく言われるようにカルシウム価が高いようです。
嗜好性については、ワームほど高くないにせよ、テラリウム内に入れておくと何匹かは捕食されているようです。しかし、ウチのヘルメットゲッコー(Geckonia chazaliae)は見向きもせず食べてくれませんでした・・・。
この投稿の筆者は分解者として、テラリウムを作った際は必ずに何匹かワラジムシを中にはなしておくそうです。テラリウム内の環境の維持の目的でしょう。

ワラジムシにもいろいろ大きさがあるようで、

ワラジムシ・・・庭先によくいるタイプ
ホソワラジムシ・・・ワラジムシより少し小型、餌用としても見受けられる。
シロワラジムシ・・・大変小さく、その名の通り白いワラジムシ。これは確かにかわいいかも。

というわけで餌としては小型の両生類などにシロワラジムシを与える、などといった場合は有用かもしれません。

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